サイト売買プラットフォームでは個人がつくったサイトが活発に売れています。あなたが作ったブログ、アフィリエイトサイト、SNSアカウントもたくさんの買い手がつくかもしれません。
個人によるサイト売買が人気
サイト売買プラットフォームでは、法人よりも個人の方が圧倒的に売却数が多いということ、知ってたでしょうか?
国内大手サイト売買サービスのラッコM&Aが提供している「数字で見るラッコM&A」を見ると、過去1年で成約したサイト売買のうち、個人が占める売主の割合はなんと83.82%!また買主でも個人が61.15%と圧倒的に個人が存在感を示しています。
出典: 数字で見るラッコM&A
2022年ラッコM&Aの年間成約数は972件、年間掲載数は2,218件となります。掲載した43.8%とほぼ半分弱の案件が成約していることになります。
月数分で割ると平均月間成約数は80件、その中で個人の割合をかけると66件が、平均的な個人の売却数です。データを見ていくと、個人でつくったサイト、ブログ、インスタやYouTubeアカウントがとても多く取引されてることがわかりますね。
中には個人がつくったサイトが数百万円、数千万円の金額で売却されたものもあるようです。中々、夢がある話ですね・・。
どんなサイトが売れてる? サイト売買の成約事例
サイト売買で取引されるサイトはブログ、アフィリエイトサイト、ECサイトやSNSアカウント、YouTubeチャンネル、個人開発のWEBサービスやアプリなど多岐にわたります。
- WEBメディア(個人ブログや、アフィリエイトサイト等)
- ECサイト(Shopify、BASE)
- ECアカウント(Amazonセラー)
- SNSアカウント(Instagram、Twitter等)
- Youtubeチャンネル
- WEBサービス
- アプリ(iOS/Android)
先ほどと同じく「数字で見るラッコM&A」のデータを見ると、WEBメディアが41.58%、YouTube 27.48%、SNSが22.07%という割合になっていました。ECやWEBサービス、アプリなどと比較するとこれらの割合だけで90%以上に達していることがわかります。
出典: 数字で見るラッコM&A
どれくらいで売れてる? サイト売却の相場
成約しているサイト売却の相場はどれくらいになるでしょうか?こちらもデータを見ていきましょう。
出典: 数字で見るラッコM&A
案件金額 | 割合 |
---|---|
30万円未満 | 36.94% |
30~100万円未満 | 32.26% |
100~1000万円未満 | 27.22% |
1000~5000万円未満 | 3.22% |
5000万円以上 | 0.36% |
おおよその数字ですが、以下のようにまとめると理解しやすいかと思います。
- 100万円未満の案件で約70%
- 1000万円未満の案件で約96%
出典: 数字で見るラッコM&A
また、ラッコM&Aの数字によると、累計の成約金額は、1,493,716,667円(約14.9億円!)ですので、これを累計の成約件数、2125件で割ると、702,925円、つまり約70万円が平均的な成約金額になります。中々大きな金額ですよね。
実際にサイト売却をする際に、どのくらいの金額にすればいいか。これは、
サイトの月額の利益 × 12~24ヶ月分
という式で算出する方法が一般的です。
以下の記事に売却金額計算の考え方についてもまとめたのでぜひチェックしてみて下さい。
収益がないサイトも売れる?
個人でつくったサイトも十分活発に売買されているということがデータを通してわかってきました。そして、売却額も月次の利益に12~24ヶ月分を掛け合わせたものが平均的な金額ということもわかりました。
しかし、そうなると、全く利益が出てないサイトの場合はどうでしょうか?金額が全くつかないか、そもそも全く売れないのでしょうか?
結論としては、収益がなくても売れてます。ラッコM&Aのサービス上では月次の利益が0円でも売買されてるサイトがたくさんあります。
これには以下のような、サイト売買の買主側の意図を考えると納得できると思います。
- 時間を買いたい
コンテンツとしての良質な記事を一定量手に入れれることは時間の節約になります。また、検索エンジンにページがインデックスに入るにも時間がかかる為、すでにインデックス化されてるサイトを買うのは事業の速度を早められるという判断ができます。 - 収益化できるプランがある
買主が独自にもつ広告主との関係や、広告案件へのアクセスができる可能性があります。また、買主がもつ自社事業と組み合わせることでマネタイズができると考えられるケースがあります。
売主だけでは収益化できなかったサイトも、買主の視点で見れば、十分に収益化できるチャンスがあったりします。収益がない、こんなサイト誰が買うんだろう?と思っても、価値を感じる人がいるかもしれません。
個人でも簡単に、安心して、安全に、サイト売買ができる
様々なデータを見てきて、サイト売買を始めたいと思った方もいると思います。
でも、実際サイトを売却したり買ったりするのって手続きが大変なのでは・・?
大手のサイト売買プラットフォームサービスであれば、そのような悩みに応えるべく様々な仕組みを取り入れており、個人の方でも簡単に、安心して、安全に、スムーズな取引ができるようになっています。
国内最大手のサイト売買サービス・ラッコM&Aが提供している仕組みは以下となります。
- 売買代金のエスクローサービス
直接サイト売買を行った場合のトラブルとしてよく聞かれるのが、お金の持ち逃げ、サイト関連のデータの持ち逃げです。最も大切なお金とサイトの取引を安全、安心に行えるようにするため、ラッコM&Aが買主側からお金を一時的に預かり、契約が取り交わされてから売主に振り込むエスクローサービスを提供してます。 - サイト売買の契約書自動生成(弁護士監修)
サイト売買にあたっての契約書はラッコM&Aが自動作成機能を提供しています。弁護士による監修済の契約書なので、自身で用意する必要がなく、とっても便利です。 - 契約書電子契約連携
契約書は電子契約サービスを使って取り交わせます。オンラインで完結するのでとてもスムーズです。
個人におすすめのサイト売買プラットフォーム
上記のような仕組みを導入している国内の主要なサイト売買プラットフォームは以下となります。ぜひチェックしてみてください。
ラッコM&A
ラッコM&Aは2021〜2022年度において、サイト売買成約数No.1(ラッコ社調べ)となっており、国内最大手のサイトM&Aサービスといえます。ラッコキーワード、ラッコサーバーなど、多くのメディアに愛用される様々なサイト運営ツールを開発しているラッコ社だからこそ、豊富な掲載数、売買成約数となっています。サイト売買を考える時に、まずは利用したいサービスです。
A8 M&A
2023年11月現在アクセスしづらい状況になっているため、リンクを外しています。
A8 M&Aは、国内最大級のアフィリエイトASPであるA8.netが提供する会員限定のサイトM&Aサービスです。多くのアフィリエイトサイトのオーナーが登録しているASPによる運営ということもあり、他社と比較しても多くのサイトが売買されています。
UREBA
UREBAは、WEB総合代理店(株式会社フルスピード、株式会社フォーイット)運営の強みを活かした、サイト売買サービスです。ECアカウントの売買実績が他社よりも優れていたり、収益化していないサイトの売却に適した「記事コンテンツ案件」を扱っているのが特徴です。
SITE CATCHER | サイトキャッチャー
サイトキャッチャーは、2005年にリリースされた老舗のサイトM&Aサービス。無償譲渡案件(0円)なども扱っており、成約したサイトの売主には1万円を進呈するキャンペーンも実施中です。
まとめ
この記事では、個人によるサイト売買が人気な背景や理由をラッコM&Aのデータを交えながらまとめていきました。
- ラッコM&Aにおいては、サイト売買の成約において、個人の案件が80%以上も占めている。
- WEBサイト、ブログ、アフィリエイトサイト、EC、SNSアカウント、YouTubeチャンネル、個人開発のWEBサービスやアプリなど様々なサイトが売れている。
- サイトの売却価格は月の利益の12~24ヶ月が相場だが、利益が0でも高い売却価格がつくケースもある。
- 大手のサイト売買サービスは個人の人でも簡単に、安全に、安心して取引できる仕組みが整っている。
個人がつくった様々なサイトにニーズがある、ということを知っていただけたら幸いです。
昔つくって放置してるブログがある、勉強のためにつくったWEBサービスがある、運営に疲れてしまったサイトがある・・等、そういう方はぜひサイト売却について考えてみて下さいね。